買ったものの話【SIRUI K-10X/Velbon UT-50】
先日購入した雲台と三脚が到着したので、
簡単にレビュー的なことを。
買ったもの①【雲台】
SIRUI K-10X
SIRUIは中国のメーカーで、
三脚を中心にカメラ用機材を製造しているメーカーです。
レビューなどを見ても評価が高く、
洗練された製品を多く作っているようです。
元々は日本メーカーの下請けもしていたらしく、
そこで培われた技術を元に、
独自ブランドを立ち上げたようですね。
三脚界の王座に君臨する『GITZO』を参考にしているようで、
製品ラインナップからも、その趣向が強く感じられます。
私が購入した「K-10X 」は、
ハイエンドシリーズに位置するモデルで、
その中でも最軽量のものになります。
スペック
サイズ :50×39×108(mm)
重量 :380(g)
搭載荷重: 20(kg)
VelbonのUT-53Qに付属しているQHD-U50は
サイズ :67×39×109(mm)
重量 :358(g)
搭載荷重:4(kg)
となるので、 若干重くなるくらいですかね。
サイズはQHD-U50の方が大きいのですが、画像などを見る限り
UT-50用に設計されているようで、収納時はこちらの方がコンパクトになりそうです。
対荷重はちょっと信じられない数値ですが、
作りはしっかりしてるので、結構持ちこたえてくれそうです。
買ったもの②【脚】
Velbon UT-50
VelbonのUT-53Qの脚のみのモデルとなるこの製品。
前回の記事にも書いた通り、
アルカスイス互換雲台を使用したかったので、
脚のみのモデルを購入しました。
調べてみると、このモデルは日本未発売らしく、
箱には、「中国撮影家協会指定産品」というシールが貼られていました。
どおりで探してもないわけだ・・・
私はヤフオクで購入しましたが、Amazonで並行輸入品が売られているみたいですね。
スペック
最低高:253(mm)
全高 :1465(mm)
重量 :1046(g)
脚径 : 270(mm)
段数 : 6段
縮長 : 275(mm)
対荷重: 2.5(kg)※UT-53Qの推奨積載重量
となっています。
注目なのは、やはり「縮長」。
275mmというのは、トラベル三脚の中でもかなり小さくなるサイズで、
全高を考えると、ここまで伸縮比がある三脚はかなり珍しいんじゃないでしょうか。
これはやはりVelbon独自のウルトラロック方式の恩恵が大きく、
通常のツイストロック方式の三脚と比べ、各脚にストッパーが無く、
2つのストッパーで全脚を調整できるので、収納サイズがかなり小さくできるようです。
カチッカチッと脚を回す感覚が気持ちよく、ちょっと病みつきになりそう。
脚の角度も3段階で調整が可能。
脚の上部の接続部分を軽く持ち上げて、少し回転させるとカチッとハマり、
正方形の部分をスライドさせることで、脚の角度を調整できます。
しかしここの仕組みを理解するのに苦戦しました・・・。
脚は6段方式で、
それぞれ太い脚にちょっと細めの脚が収納されていく形になるので、
6段目の脚はかなり細く、風の強い場面や、屋外で使用する際は注意が必要になりそうです。
組み合わせてみた
結構しっくりきてるかなと思います。
少々幅がはみ出るのと、雲台と三脚の間の隙間が気になりますが、
収納時にもギリギリ干渉しないので、問題なく使えそうです。
組み合わせた時のスペックは
最低高:360(mm)
全高 :1610(mm)
重量 :1400(g)
縮長 :298(mm)
となり、純正の雲台を使用したUT-53Qのスペックは
最低高:353(mm)
全高 :1560(mm)
重量 :1400(g)
縮長 :275(mm)
となるので、
雲台の分少し大きくなりますが、
それでも十分なコンパクトさ。
※ちょっと計算が合わないのは申し訳ありません。
計測用のメジャー紛失&重さを計るものが体重計しかありませんでした・・・
脚を5段まで伸ばした状態でも
エレベーターを使用すればアイレベルも確保できますし、
私の使用用途を考えると、非常に満足できる三脚だと思います。
合わせて2万円くらいで手に入れることができましたので、
いい買い物ができました。
実は届くまで、
「購入価格ぐらいで売って、beefree アドバンスに買い直そうかな・・・」
なんて考えてましたが、製品を手にとって大満足。
今年はこの三脚を持ち出して、今まで撮れなかった写真をたくさん取りに行きたいです。
おまけ
ついでにMENGSというブランドのクイックリリースクランプを購入して
「TAMRAC ZIPSHOTO MINI」もアルカスイス互換化しました。
これは便利だな〜